レカネマブ(レケンビ@点滴静注)当院での取り扱いについて

レカネマブ(レケンビ®)取り扱い開始について

新たに承認された医薬品レカネマブ(レケンビ®)につきまして当院での取り扱いを開始いたしました。本薬剤はアルツハイマー病による軽度認知障害あるいは軽度のアルツハイマー型認知症の方が対象となります。使用にあたりましては厚生労働省「最適使用推進ガイドライン」に基づき様々な検査を行い適応を判断していきます。

【治療をご希望の方およびその関係者の皆様

本薬剤は2週間毎の点滴やMRI検査など頻回な通院が必要となるため、当院では
原則、お住まいの地域の医療機関での治療をお勧めしております。

お住まいの地域で本薬剤を扱っておられる医療機関がわからない場合は
下記にお問い合わせ下さい。

茨城県保健医療部健康推進課   地域包括ケア推進室   認知症対策担当
電話:029-301-3333

【患者様をご紹介いただける医療機関の皆様】

本薬剤の治療をご希望の患者様がおられましたら、以下の点にご留意いただき
ご紹介いただけますようお願いいたします。

・MMSEが22点以上であること

・MRIの撮像が可能なこと

・1年以内に脳卒中の既往がないこと

・2週間毎に1時間かけての点滴治療および、MRI検査等で頻回な来院が可能であること

・経過観察が適切に行える同居の介護者(施設入所者は施設職員でも可)がいること

・当院に1時間以内に来院できる距離に患者様が居住していること
(原則、お住まいの医療圏での投与をお願いしております。条件を満たしていてもそちらの施設をお勧めすることもございます)

当センターでは、レカネマブをご希望の患者様をご紹介いただく際にご使用いただく専用の書式をご用意しております。また、治療についての簡単な説明用のリーフレットも作成いたしましたのでよろしければ患者様への説明の際にご活用下さい。

下記にレカネマブ治療の「レカネマブ治療依頼用診療情報提供書」と「レカネマブ治療に関する説明リーフレット」がダウンロードできるようになっています。

レカネマブ導入用 診療情報提供書 茨城県モデル

レカネマブ治療に関する説明リーフレット

ご紹介いただく際は、こちらをご使用頂けましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

筑波大学附属病院 認知症疾患医療センター部長 新井哲明

2024年2月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : ibarakininchi

新型コロナウイルス感染流行に伴う介護職のメンタルヘルスに関する調査について

 

新型コロナウイルス感染流行に伴う介護職のメンタルヘルスに関する調査について

 

 昨年末頃より、世界的に蔓延・流行している新型コロナウイルス感染は、高齢者の方が罹患すると重症化しやすいという報告もあり、認知症の人およびその介護者の方は、日々不安や緊張を感じておられると思われます。そしてその認知症の方を含めた高齢者およびその介護者の方を支えている、病院あるいは介護施設においてクラスター発生の報告が相次ぎました。このような中、患者様の治療・ケアにあたる医療職や介護職の方々が、さまざまな精神的ストレスにさらされていることが徐々に明らかになってきています。本調査は、特に感染への脆弱性が指摘されている高齢者をケアする介護職の方々のメンタルヘルスの状況を把握し、そのメンタルケアに役立てることを目的に行うものです。

 本研究は、筑波大学医学医療系医の倫理委員会の審査を受け、医学医療系長の許可を受けて実施されます。結果につきましては、今後学会などで公表を考えております。

 茨城県認知症疾患医療センターより、本調査についてご協力のお願いのご連絡をさせていただくことがございます。その際にはご協力いただけましたら幸いです。

 何卒、ご理解賜り、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 筑波大学附属病院 認知症疾患医療センター センター部長 新井哲明

2020年11月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : ibarakininchi

~認知症になっても住み慣れた地域で安心して生活できる社会を目指して~

認知症について抱えている心配・悩み・不安、
誰かに相談したいけれど、どうしたらよいのかわからない・・・。
認知症疾患医療センターでは、かかりつけ医など地域の医療機関や介護、福祉機関と連携し、
認知症の方ご本人及びご家族の方々への支援を行っています。

2016年9月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 管理者